あがり症
(視線恐怖症に関係する症状1)
(症状と、改善のポイント)
あがり症は対人恐怖症や社会不安障害と、ほぼ同じ症状だと言って良いと思います。
ですから、視線恐怖症の一つ上の大きな分類の症状だと考えて良いと思います。
つまり、視線恐怖症以外の、赤面症や書痙、多汗症といった症状も含むのが、あがり症ということになります。
神経症(不安障害)という大きな症状の分類があり、この中に強迫神経症(強迫性障害)というものがあり、これに含まれる一つの症状が、あがり症ということになります。
ですから、他のページでも書かせていただいたように、森田療法の学習をしていく中で、人から変に思われたらどうしようという不安を「あるがまま」に受けとめることが出来るようになると、この結果として、改善してくる症状だと言えるのです。
あがり症の場合は、直接的な死の恐怖というよりも周りの人から嫌われるのではとか、仲間はずれになるのではないかといった社会的な不安が、その背景にあるのです。
ですから個人主義の強いアメリカなどの国では、あがり症の症状は起こりにくいのではないかと思います。
日本のように周りの人の目を気にしやすい状況において、あがり症の症状が起こりやすいということも、よく言われます。